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30歳を超えて独身で実家に暮らす人の事を『独身実家族』と呼ぶそうです。
国の調査によると、35~44歳の男女で親と同居する未婚者数は、295万人。
その割合は35~44歳の約6人に1人が実家暮らしで、これは30年前の約8倍に値するそうです。
この『独身実家族』って表現がちょっと気になりますね。。。
何だか、独身で実家暮らししている人全般に当てはまるような言い方ですね。
働いていて、家に生活費を入れ、家の手伝いもする場合はこの限りではないようですが、
『独身実家族』と表現されると、=『実家暮らし人』ってイメージが定着してしまうと思います。
独身実家族の定義
年齢:
生活:
- 家事の全般は親に頼っている人
- 貯金が無い人
- 恋人が居ない人
- 定職に就いて無い人
住まい:
以上が独身実家族の定義らしいのですが、
「引きこもり」や「ニート」と対象になる年齢だけでどういっった違いがあるのかよくわかりません。
独身実家族という呼び方の違和感
データー上、30年前に比べ独身で実家住まいの35~44歳が8倍と言いますが、
これには定職に付いているかどうかの詳細はなくことから、ちゃんと働いている人が含まれています。
また、30年前に比べ晩婚化が進んだことに加え、進学や就職のために都市部へ出ることも少なくなりました。
となると経済的な理由からわざわざ実家を出る必要性がないということになります。
もちろん、職についていながら生活費など全てを実家に負担をかけているのであれば問題がありますが、
定職を持っている実家暮らしの人の大多数が生活費を入れていると思います。
実際に田舎住まいである私の周りにも実家ぐらしで独身の友人はいますが、
生活費兼家庭用の貯蓄を親に任せている方が多いです。
それに加えて個人でも貯金はしているようです。
『独身実家族』という呼び方だと、上記のような人でも一括りに見られることを懸念します。
ネーミングだけが独り歩きすると、近所の噂話で
「◯◯サン家の××君、独身実家族らしいのよ~」って感じになりかねません。
それに地方になればなるほど、過疎化が進んでいます。
独身であることは置いておいても、高齢化する地方で中年世代がいることのほうが大切だと思います。
独身実家族を悪として見るのは、親の老後の財産を食い潰しかねないということなので、
同条件で定職に就かず、家事なども手伝わない人の呼び方は、
中年ニート
で良いと思います。
(ネーミングセンスに対するツッコミはご遠慮します)
『独身実家族』というネーミングはあまり定着してほしくないですね。
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