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2014年の秋に始まった福井県の『福丼県』プロジェクト!
福井県と県内の各自治体・福井新聞、福井テレビなどの企業や
商工会や観光協会まで巻き込んだプロジェクトですが、
約3ヶ月経過した今はっきり言えることは、
『大失敗』
ということです。
日本を代表する大企業トヨタ自動車まで協賛につけておいて、
この失敗は恥としか言いようがありません。
何故この福丼県プロジェクトが失敗かというと、
1.県民は勿論、全国的に認知度が低すぎる。
2.福丼県の定義が定まっていない。
3.運営委員会が機能していない。
ザックリ上げるとこの3点と言えます。
まず、『福丼県』の認知度ですが、SNS(Facebook)を中心に活動しているようですが、
現時点での福丼県のFacebookページのファン数が3000ちょっとしかないんです。
そして、活動報告する場としてFacebookグループの参加者は700人を切っています。
恐らく、福丼県運営委員会はFacebookページとグループの連携の取り方を理解していないのだと思われます。
これではSNSの最大の特徴である口コミ(バイラル効果)は本来の20%以下になるのは目に見えてますね。
開始当初こそFacebookグループに一部の方々から活発な活動報告がありましたが、
現在は完全に沈静化状態に陥ってます。
ちょっと考えてみれば当たり前ですよね。
人口が少ない福井県なので当然、飲食店の数も限られてきます。
ハイ!そうです。
活動報告の写真が被りまくるのです。
それを打開しようとした案が、自宅での丼も可となったのですが
素人の料理を素人が撮影しても例外を除き美味しそうには見えません(^_^;)
また、投稿者によって情報もまばらになるので知りたい情報もストレートに得られないという
悪循環を生み出すわけです。
Facebookページやオフィシャルサイトでもっと定期的に情報をまとめればいいだけなんですが・・・
さらに目を疑う酷い状態なのが、『福丼県』の定義です。
根本的な問題ですが、まずは丼の定義が非常に曖昧です。
極端な例かも知れませんが、
茶碗に白米とお皿に卵焼きがあったとします。
これだと主食に惣菜なのですが、
福丼県としては、丼に白米その上に卵焼きが乗っていれば、
「卵焼き丼」となってしまうのです。
仮に丼に入ったご飯の上に焼きうどんが乗っていたら・・・
「焼きうどん丼」⇒もはやカオスというより意味不明です。
ボーダーラインを曖昧にして『楽しむ』にしても、福井県がまったく関係ないものになってきます。
この問題が引き起こした運営委員会の怠慢問題もあります。
プロジェクト開始当初のことですが、運営委員会の幹部の方達が
あろうことか、活動報告としてファミリー・レストラン「ココス」のドリアの写真をアップしています。
当然のことながら、当時はプチ炎上状態と相成りました。
しかもその終着点は、後日行われたミーティング的なもののみで結論の報告は一切ありませんでした。
福井県の井の字を丼にして『福丼県』
アイデアは悪くはないと思うのですが、やはり大切なのは運営ということですね。
若干、香川県の『うどん県』を参考にしたのだと思いますが、
意気込みもお金を掛ける場所も間違ってしまったようです。
と言うわけで、私は福丼県に「賛丼致しません!!!」
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